広告もアルゴリズムもない Substackが心地よかった理由
普段、どんなSNSを使っていますか。
Xを開けばおすすめ欄に見知らぬ人の投稿が流れてきて、広告が間に挟まって、ショート動画も気づけば広告だらけ。フォローした人の投稿を読みたいだけなのに、なんだかずいぶん遠回りをしている感じ、しませんか。
私はちょっと前から、Substackというプラットフォームを触り始めました。最初はメルマガの配信システムとして知っていたんですが、触ってみたら「あ、これ、ちょっと違う体験だな」とホッとした気持ちになったんです。
今日はそのSubstackの話と、新しいプラットフォームとどう向き合うか、というところをお伝えしたいと思います。
毎日SNSを開くたびに「疲れる」と感じていた
Xを使っている方なら、たぶん感じたことがあると思います。
おすすめ欄を眺めていると、フォローしていない人の投稿がどんどん流れてくる。自分が見たいものよりも、アルゴリズムが「あなたはこれを見たいはず」と判断したものが優先されていく感覚。そしてその合間に、広告が挟まってくる。
インスタやThreadsも同じですよね。ショート動画を流し見していると、あっという間に広告が流れてくる。コンテンツを楽しみたいのか、広告を見せられているのか、だんだん境界が曖昧になってくる感じ。
「SNS疲れ」という言葉が出てきて久しいですが、私自身もこの感覚、じわじわと積み重なっていたんだと思います。
情報を追いかけているのか、情報に追いかけられているのか、だんだん分からなくなってくる。
スタエフの音声配信も「SNSみたいなもの」と言われることがありますが、スタエフの場合はフォロワーの配信が素直に届く感覚があって、そこは好きな部分でもあります。でもXやインスタで感じる「ノイズの多さ」は、正直もどかしいと感じていました。
そんな状態のときに、Substackに足を運んでみたんです。
Substackで感じた「ノイズがない」という体験
Substackは、もともとメールマガジンの配信システムとして有名なプラットフォームです。知っている方の多くは「ああ、メルマガね」という印象をお持ちだと思います。私もそうでした。
ところが今のSubstackには、「Notes」というXのタイムラインに似た機能があります。自分がフォローした人の投稿が、タイムラインに流れてくる。それだけ聞くとXと同じじゃないかと思うかもしれないんですが、決定的に違う点が1つあります。広告が出ないんです。
Xを開いたときのあの感覚、覚えていますか。フォローしている人の投稿を読もうとしているのに、間に広告が入ってくる。おすすめ欄には知らない人の投稿が並ぶ。どんなに整理しても、アルゴリズムが邪魔をしてくる。
Substackのタイムラインは、それがない。
自分がフォローした人の投稿が、投稿した順番に、素直に届きます。アルゴリズムに左右されず、広告に邪魔されず。ただそれだけのことなんですが、触ってみてものすごく新鮮に感じました。
情報のノイズが少ないというのは、こういうことか、と。
Substackがこういう仕組みになっているのは、もともとのメルマガシステムという背景と無関係ではないと思います。メルマガって、自分が登録した人からしか届かないですよね。アルゴリズムで「これも読んで」と差し込まれたりしない。その感覚が、Substackの設計思想にも根っこにある気がするんです。
「ホッとする」という感覚が一番近いかもしれません。
ライブ配信機能まであった。Substackの広がりに驚く
さらに触っていくと、ライブ配信機能まであることを知りました。
この音声配信でも交流のある、オルゴールさんがSubstackでライブ配信をしていたりするんですよね。それを知ったとき、ただのメルマガシステムという認識を完全に塗り替えられた気がしました。
テキスト投稿、長文記事、メールマガジン、そしてライブ配信まで。一つのプラットフォームの中に、いくつもの表現手段が同居している。しかもそれが広告なしで、フォロワーに直接届く仕組みになっている。
これは単なる「メルマガツール」ではないな、と感じました。コンテンツを育てていく場所としても、コミュニティとしても、十分に使えそうだ、と。
英語圏では以前からSubstackを活用している書き手やポッドキャスターが多いのですが、日本語圏でも少しずつ広がってきている印象があります。まだ日本語のコンテンツは少ない分、逆にこれからの広がりが楽しみでもあります。
「全部使いこなさなくていい」という気づき
正直に言うと、Substackに触れてみて、最初に頭をよぎったのは「またひとつ、管理するものが増えた」という感覚でした。
X、インスタ、Threads、スタエフ、note。すでにいくつものプラットフォームで発信していて、そこにまたSubstackが加わる。時間は有限で、エネルギーにも限りがある。「全部ちゃんとやらなきゃ」というプレッシャーを感じる方も多いんじゃないかと思います。
でも、触ってみてひとつ考えが変わったことがあって。
今の時代、すべてを完璧に使いこなす必要はないけれど、一度は触れてみることが大切なんだ、と。
自分には合うかな、どんな空気感かな、どんな人がいるかな。それって、実際に足を運んでみないと分からないんですよね。話を聞くだけ、情報として知るだけでは、分からないことがたくさんある。
Substackに足を踏み入れてみて、「あ、ここは広告がなくて心地いい場所だな」という実感を得た。その実感が、自分なりの判断基準になっていくんだと思います。
使いこなすかどうかは、あとから決めればいい。まず触れてみることで、「合う」「合わない」「今は合わないけどいつか使うかも」という自分の肌感覚が育っていく。
軽やかなフットワーク、とでも言いましょうか。「完璧に使いこなそう」ではなく、「まず触れてみよう」というスタンスを持っていること。それが今のAI時代やSNS時代を生き抜く、ひとつの知恵なんじゃないかと感じています。
どのプラットフォームが自分に合っているか。どの場所に自分の居場所があるか。それは、触れてみることでしか、分からない。
まとめ:SNS疲れを感じたら、一度Substackに足を運んでみてください
Substackは、広告のない、アルゴリズムに左右されない、静かな情報空間です。
メルマガ、テキスト投稿、ライブ配信。機能の幅も思っていた以上に広く、自分のペースで発信と受信ができる場所です。
SNS疲れを感じているなら、ちょっとだけ覗きに行ってみてください。きっとほかのSNSとは違う、新鮮な体験ができると思います。
全部使いこなさなくていい。まずは一歩、足を運んでみること。そのフットワークの軽さが、自分の明日を楽しくしてくれると信じています。
